アメリカですぐにできる節約の方法をまとめました。
アメリカに転職、留学、もちろん旅行として行っても、家賃と物価の高さに苦しむことになります。
特に学生や、インターンシップのJ1ビザや就労ビザのH1ビザでアメリカで仕事をしている方は、日本と同じレベルのお給料であれば、節約生活をしなければ貯金ができません。
留学生は仕送りがあるかもしれませんが、留学費用の高いアメリカでの学費を払ってもらっているのであれば、できるだけ生活費くらいは節約したいものです。
実際に私が物価の高いアメリカで働きながら行っていた、給料・収入が高くなくても簡単に今日からできる、貯金ができる節約方法を実際の筆者のアメリカ生活の経験を基に紹介します。
節約術1. 食費
食費は生活費の中で割合が大きいカテゴリです。
この部分を節約して出費を削られると、だいぶ余裕がでます。
■極意1、自炊をする
もちろん、自炊をすると食費は浮きます。
しかし、これを続けるのは結構大変。
おすすめは、夕食を夕食を自炊し、多めに作って翌日のランチに持参することです。
アメリカの職場の嬉しいところは、日本のようにお弁当の中身が色鮮やかで目にも美しくなくてもよいところです。
多くの人が大きなタッパーに夕食の残りなどを言葉の通り「ぶち込んで」持参しています。
サンドイッチはジップロックに入れて行けば十分です。
周りを気にしなくていいのがアメリカの利点。
これを利用して上手に節約ランチ生活してみましょう。
お弁当箱の代わりにジップロック、又はスープが好きなら保温で持ち歩けるサーモスのスープジャーなどがあれば便利です。
■極意2、食材調達場所
同じ野菜でも、買う場所によって値段が大きく変わります。
例えば、アメリカの高級スーパーのWHOLE FOODS MARKET(ホールフーズマーケット)やディーンアンドデルーカは、良質なオーガニック商品を取り扱うスーパーのため、とても高いです。
少し贅沢をしたいとき以外は、私は行きません。
しかし、油っこいものが多い国ですし、自分で選ぶときの食材くらいは身体にいいものを食べたいですね。
アメリカには、オーガニック商品が安く食材が手に入るスーパーもあります。
おすすめは 「Trader Joe’s(トレーダージョーズ)」と「Sprout(スプラウト)」。
特にTrader Joe’sは、プライベートブランドが充実しており、出来合いのお惣菜も種類が豊富で安いです。
種類も豊富なブリトーなどは$3~$4程度(300円~400円)です。
ランチを作る暇がなかった時は、Trader Joe’sに駆け込めば安くて良質な食材が手にはいります。
地元の人にも人気で店舗数も多いです。
ちなみにバナナは1本$19.(20円程)>私は毎日オフィスにこのバナナを持参していました。
アメリカ観光旅行のばらまき土産にできるチョコレートやスナックも多く、旅行者も、少し出費を抑えたい日はこのスーパーで買い物をし、ホテルにお惣菜を持って帰って食べるのもいいでしょう。
■極意3、アメリカの多国籍マーケットを利用する
アメリカは移民の多い国です。
どの地域にもたいてい、チャイニーズマーケットやメキシカンマーケットがあります。
これらの各国食材を扱うマーケットは、その国独自のものでない一般商品も安く売られています。
例えば白菜など、中華料理に使われる食材は、中華系マーケットが通常の1/3程度の値段で売られています。
大根、キャベツも同様です。
メキシカン料理に多く使われるアボカドやトマトは、メキシコ系マーケットが大変安いですし種類も豊富です。
さらに、日本人に欠かせない醤油とみりん
これらは、日本のメーカーのものでも中華系マーケットで安く売られています。
アメリカにある日本人向けスーパーの数は、中国人向けマーケットよりも少ないです。
そのため、仕入れの問題上、全く同じメーカーのものでも値段が違うのでしょう。
豆腐や出汁なども同様です。
アメリカで賢く節約するために、様々な場所をうまく利用して、食材を調達しましょう。
また、飲む日本酒ではなく、料理に使う料理酒は、なかなかアメリカのスーパーでは見かけませんが、日本マーケットや、中華マーケットでは売られているので、料理をこだわって作る方はぜひ行ってみましょう!
かんぴょう、ヒジキや高野豆腐など、日本では気にも留めなかった食材が売られているのをみると涙が出そうになりますよ。。。!
節約術2、家賃、電気代、水道代
アメリカ生活の出費で一番大きな割合を占めるのが家賃でしょう。
特に日本人が多く住むニューヨークやLA、サンフランシスコなどの家賃は驚くほど高いです。
家賃は必ず契約前にオーナーと相談、交渉をすることをおすすめします。
長く住むことを条件にすると、少しでも値引きしてくれるかもしれません。
アメリカでの家の見つけ方や交渉方法は以下を参考にしてください。
また、電気代と水道代は重要です。
(アメリカでは光熱水費、ガス代などを英語でユーティリティーと呼びます。)
物件によって、Utirity(ユーティリティー)の支払いのし方は様々です。
大家さんによって、このユーティリティーを一律で家賃に含んでいる物件と、家賃と別に支払いを毎月しなければならない物件とがあるのでチェックしましょう。
アメリカの電気水道代は日本と比べると安いのですが、毎月別に払うよりは、一律で払った方がお得になるケースが多いです。
私が実際に住んでいたアメリカの家で、ユーティリティでトラブルになったことがありました。
ご興味ある方はチックしてみ当てください。↓
節約術3.携帯代は安くする
アメリカに着いたら、まず携帯の契約が必要になります。これも毎月の固定の出費になります。
格安携帯プランやsimの利用で安く抑えるとよいでしょう。
おすすめはプリペイド携帯
毎月仕様前に決まったデータプランの料金のみ支払う契約です。
現在日本でSimフリーの携帯を使っているのであれば、その機種をそのまま利用できるため、毎月$30~$45程度(3000円~4500円程度)で済みます。
※その時のキャンペーンによるため、確認をしてください。
おすすめのアメリカの携帯通信会社はT mobile。
アメリカはほとんどの家でもWIFIがついているので、最低限のデータ容量でも困ることはないと思います。どのプランもたいてい通話はし放題です。
アメリカのプリペイド携帯やsimについては以下で詳しく説明してますので参考にしてください。
節約術4.交通費、ガソリン代
アメリカの生活では、交通費の節約は結構難しい項目です。
一般的にアメリカの交通機関、特に地下鉄は料金が高いです。
車をお持ちであれば、車移動の方がコスパがいいと思います。
ガソリン代は日本と比較すると60%程度。
少々燃費の悪い車でも、それほどお財布には負担にならないのです。
ちなみに車社会のカリフォルニアでは、年間走行距離は平均15000マイル程。
週に1回くらいでガソリンを満タンにする必要がある感覚です。
一回満タンにするのに大体$20(2千円程度)。
よって、一か月では$20×4回=$80(8千円程度)
注意しておきたいのは、駐車料金です。
安い駐車場などを、よく行くエリアでは知っておくとよいでしょう。
また、都心でも少し住宅地まで離れると、無料で路上駐車ができます。
その際は罰金が撮られないよう、アメリカの交通ルールを勉強して標識をしっかり確認しましょう。
節約術5.キャッシュバックサイトをうまく利用する
アメリカでは、キャッシュバックサイトに登録しましょう!
このサイトを通してお買い物をすると、キャッシュバック率によって、返金を受けることができます。
たくさんのサイトがあるため、自身の使いやすいもの、またキャッシュバックがたくさん受けられるものを見極めて登録しましょう。
節約術6.アンケートモニターでお金を貯める
アンケートモニターとは、アンケート会社に登録をして、空いた時間でアンケートに答えてお金をもらえるもの。
アメリカで、「節約」よりも「お金を増やす」方法です。
新しいアルバイトや副業を始めるのは時間も労力も必要ですが、アンケートに隙間時間で答えるだけなら、コツコツ続けられます。
毎回のアンケート回答の報酬は、それほど良くありませんが、
・確実にお金がもらえる
・空いた時間にオンラインでできる
という利点は大きいです。
日本のサイトのため、日本円でしかもらえませんが、私はアメリカで暇なときは結構回答しています。
私が登録していたのは、一番大手の「マクロミル」というところです。
登録は無料ですので、登録だけでもしてみるといいかもしれません。
「マクロミル」の公式サイトはこちらです。↓
アンケートモニター|マクロミル
節約術7.海外在住経験を活かしてお金を貯める
続いておすすめなのが、海外在住経験やあなたの「得意」を活かしてお金を貯める方法。
「知識・スキル・経験」を売り買いできるフリーマーケットココナラです。
誰でも自分の「得意」をサービスとして簡単・安心に出品することができます。
たとえば、アメリカに住んでいるのであれば、色々なサービスを買ってもらえそうです。
翻訳や英文訳などをしてあげるサービス、
アメリカ転職や留学、国際恋愛の相談に乗ってあげるサービス、
アメリカのトレンドファッションやグルメレポートを記事や写真にして提供してあげるライターのようなサービス
など、自分でできそうなことを出品できます。
出品金額は自分で設定でき、匿名でできるため、安心です。
無料会員登録が可能ですので、一度登録をしてみて、どんなサービスを出しているのか確認してみるといいでしょう。
人気な方は、月に80万円ほども稼ぐそうなので驚きです。。。
もちろん、あなた自身がアメリカでい様々助けてほしいことがあれば、会員登録後にサービス購入もできます。
節約術8.洋服や靴などの買い物はアウトレットモールが激安
アメリカには、アウトレットモールがたくさんあります。
日本から仕事や留学でアメリカに来られている方は、お土産や自分への記念品を買うとき、クリスマスの贈り物などを買うときも、アウトレットは非常に安いのでおすすめです。
・コーチ
・アバクロ
・トミー
・コールハーン
・カルバンクライン
・ケイトスペード
・マイケルコース
・アルマーニ
など、アメリカの定番ブランドが日本の半額程度で購入できます。
アメリカのブランドは、もともと日本よりも3割程度安いですが、それにもまして、アウトレットだと、本当に驚くほど激安で購入できます。
いつも節約生活を頑張っていても、どうしてもイベントなどの大きな買い物が必要な場合は、アウトレットモールがお得です。
近くにアウトレットがどこにあるのか検索してみましょう。
ギャップやバナナリパブリックなどの、高級ブランドでなくファストファッションもアウトレット価格で購入できます。
以下は西海岸の情報のみになりますが、もし西海岸に住んでいる方でアウトレットモールのまとめに興味のある方は、こちらも参考にしてください。
節約術9.必要なければ返品する
アメリカでは、「返品制度」があります。
返品制度とは、理由をほとんど問われることなく、返品・返金ができる制度です。
たいていの店が、購入した日でなくても、開封後、使用後でも返品・返金が可能です。
返品ができる期限は、一か月や3か月など、その店やブランドによって様々です。
買ってみたけどやっぱり必要ないなと思ったら、返品をして賢く消費生活をしましょう。
返品制度についての詳しい記事は別にまとめているので参考にしてくださいね。
節約術10. コスメをオーガニックに変えてみる
女性向けの節約術ですが、アメリカにはオーガニックの化粧品が多くあります。
日本ではCosme Kitchen(コスメキッチン)が人気ですが、コスメキッチンで売られている、オーガニック化粧品などが非常に安く現地価格で買えます。
アメリカのオーガニックのコスメは、素材もよく、そして値段も安く格安です。
高級ブランドの化粧品を使っている方は、一度試してみるといいでしょう。
肌の悩みなども解決するかもしれません。
高級ブランドの化粧品よりも、安全で安く使えるものが多くあります。
節約術11.友人・恋人を作ってシェアする
日本でも同じですが、食事に行くと、大人数の方が会計は安くなります。
旅行に行くにも1人よりは友人や恋人と言った方が安いですし、近場でウーバーなどの配車サービスを使うときも一人より大勢の方が一人当たりの負担額は安いです。
アメリカではシェアの意識も高く、例えば子供がいるなら、着なくなった服やベビーカーなども気軽に親切心で譲ってくれることも多々あります。
もしお子様がいらっしゃる家庭ならとても助かりますよね。
さらにシングルの方は恋人ができて同姓などしだすと、今より格段に出費も減ります。
もちろん、無理に節約のためではなく、友人や恋人が増えることは、海外生活において、何に対してもいいことでしょう。
まとめ~工夫すればアメリカでも節約&副業も可能~
外食をする際も、例えばカジュアルなメキシカンは非常に安いです。
タコス1つ$1~$2程度。
その他のアメリカンレストランなども我々日本人には量が多く、持ち帰りで翌日ランチに充てることもできます。アメリカのTogo制度はとても便利ですし、食材を無駄にせずにエコだと思います。
ここまで節約をして切り詰めるのはみじめに感じることもあるかもしれません。
しかし、「給料や待遇」を理由にアメリカに来たのではなく、「人生の経験」をしに渡米したのであれば、この苦労もきっと役に立ちます。
私は日本で仕事をしていた時の給料とは比べ物にならないくらい低いお給料でアメリカで働きました。
そのうえ物価が高いのですから、みじめになり、悔しく思うことが何度もありました。
しかし、その苦労のおかげで、お金を使わなくても楽しく豊かな生活ができるということを学びました。
全てがよい経験になりましたし、今となっては財産です。
お金のことや将来の安定性が理由で、アメリカ転職、アメリカ留学などを躊躇されている方の、少しでも参考になったら嬉しいです。