私は大学卒業後に、日本の大手企業に就職をしました。
誰もが一度は名前を聞いたことがある大企業だと思います。
しかし、将来に疑問を持って仕事を辞め、アメリカにJ1ビザで転職しました。
J1ビザの給料は、激安です。
日本の会社で働いていたときの半分程度の給料でした。
自分の選択に後悔は全くありませんが、アメリカでの生活には、貧乏すぎてとても苦労をしました。
それを承知でなぜ大手企業を退職して、給料が安いアメリカのJ1転職を選んだのか、その理由をお話します。
貧乏海外転職をした理由1~後悔しないために~
私の座右の銘は、
「Live as if you were to die tomorrow.
明日死ぬかのように生きろ。
Learn as if you were to live forever.」
一生生きるかのように学べ。
というマハトマガンディーの言葉です。
いつも何かに疑問を持ったり、選択に迷ったとき、
この言葉を思い出し、
「明日死んでも後悔しない生き方をしよう」
という想いで、決断をしています。
大学卒業後に働いた、日本の企業は、
学ぶ点も多く、そこで私は社会人の基礎を教えていただきました。
先輩や会社には感謝しています。
しかし、「この会社に勤め続けて死ぬのは後悔する」と思った私は、転職を決断しました。
貧乏海外転職をした理由2~海外に住む経験~
今の時代は、飛行機も時期によっては安く、簡単に海外に行けます。
有難いことに日本は豊かで、日本のパスポートであれば世界で拒絶される国はほとんどありません。
また、インターネットで海外の情報はすぐに分かります。
そのため、私は
「せっかくこの時代に生まれ、自分で行きたいところに行けるのだから、
一生のうち一度は、海外でお金を稼ぎながら生活をしたい」
と思っていました。
日本人に生まれたからと言って、日本で生活しなければいけない決まりはありません。
自分で住む場所も洗濯できる時代ですから、”選択”をするために海外生活の経験をしてみたかったのです。
日本の生活と海外の生活、両方を経験して、どちらを自分の生き方にするのか選択をしたかったのです。
貧乏海外転職をした理由3~キャリアのため~
もちろん、自分の仕事のキャリアについても真剣に考えていました。
大学卒業後一社目の大手企業は、働き続ければ確実に「課長」「部長」と昇進を続けることができます。
しかし、その会社の中でのキャリア(肩書き)は積めても、
もし今、自分が他の会社に転職したとき、自分は全く使い物にならないと思ったのです。
ある企業の中で、政治的にうまくやっていく(上司からの了承の得方、報告のし方)方法は身についても、
本当の生きる力が身についていないと思いました。
海外転職をすれば、必ず度胸や生きる力、知恵はつくでしょう。
そしてその後帰国した際に、その力を見込んでキャリアアップとして転職できる日本企業はあると思ったのです。
貧乏海外転職をした理由4~お金への執着がなかった~
大学卒業後に仕事をしていた会社は、大企業であったため、お給料や福利厚生が非常に良かったです。
給料は入社3年目には年収600万円を超えていました。
確実に年次と共に昇給するため、数年勤めていれば年収は1000万円を超えます。
同僚の先輩は、いつもブランドものの服やカバンに包まれていました。
長期休暇も取れるため、たいてい家族で海外旅行。
そして30代になる前に、たいていの社員はマンションを購入していました。
私はもともと、ブランドものやラグジュアリーな生活にあまり憧れがないタイプでした。
「長く使えるものを長く使う」というタイプです。
そのため、実際給料日がいつか、ボーナスがいつかも知らないまま数年働いていました。
貯金はいつの間にか貯まりましたし、給料が低くても最低限生活ができれば問題なかったのです。
もちろん、お金をブランドものなどに使う方を批判しているのではありません。
人の価値観はそれぞれです。
私の場合は、お金をたくさん使うタイプではなかったため、
給料を下げての転職に対することに対する不安が、人より少なかっただけです。
一時的な貧乏と苦労は将来の肥やしになると信じて
ただ、実際に給料を激減させてアメリカで転職した際は苦労をしました。
悪夢にうなされて夜中に起きることも何度もありました。
スターバックスのコーヒーを買うことにも勇気がいるほどの貧乏さにみじめになって涙も出ました。
周囲は結婚をして、マンション購入の話や妊娠時期の話をしているのに、
私はシェアハウスで学生と共同生活をしていることに、どれほどみじめになったことでしょう。
もちろん、自分の選択に後悔をしたことは一度もありませんでしたが、
辛くみじめになることは多々あります。
それでも、勇気を出さずに今の迷っているのに行動に移さず、
何も変わらない人生を送るよりはいいと思って頑張りました。
実際、今となっても貧乏生活の当時も、間違った選択をしたと思ったことは一度もありませんでした。
貧乏でみじめでも、それなりに楽しく生活もしました。
ただ、もし、今、J1ビザでアメリカ転職を悩んでいる方は、精神的に打たれ強いというタイプの人でなければおすすめしません。
いつも悩みなく、「なるようになるさ」精神の方は、心配ありません。
辛い大変な経験も、人生の肥やしになります。
辛さや悲しみ、お金の苦労を知っているからこそ、人の痛みも分かります。
ただ、お金や時間も含め、失うものもあります。
後悔がない人生を送るために、この記事があなたの選択の後押しになれば嬉しいです。
私はアメリカに、J1ビザという「インターンシップビザ」で転職をしましたが、
もちろん海外転職の方法はたくさんあります。
ただ、お給料よりも経験を重視して、早めに海外で仕事をしたいという方は、J1ビザはおすすめです。
取得のし方などは説明をしていますので参考にしてください。

将来のことを考えると、J1ビザだとリスクが高すぎるという方には、
海外駐在員としての転職をおすすめします。
その場合は日本で転職活動をしなければなりません。
海外転職におすすめの転職サイトやエージェントもまとめていますので、参考にしてください。

「Live as if you were to die tomorrow.
明日死ぬかのように生きろ。
Learn as if you were to live forever.」
一生生きるかのように学べ。